2132.満月理論102

写真は鬼おろし肉ぶっかけうどんです。すごく美味しかったです。

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佐藤康行(YS)メソッドをお伝えします。


【すべてを捨て去ったときに湧き上がった愛の気持ち、感謝の気持ちを目の前の人のただそのまま伝える】

 

ある女性の話です。

 

家族仲が悪く、年中もめていました。

 

彼女は「捨てる生き方」を実践する私の研修の中で、偽りの自分を捨てることによって「本当の自分」の存在に気がつきました。

 

そして、同時に自分がこの世に生まれ、生かされていることを「ありがたい」と思うようになりました。

 

ところが、研修からしばらくすると、家族に対する気持ちが変わりました。

 

家族に対して憎しみが湧いてきたのです。

 

父親に対しても娘に対しても、家族の誰に対してもです。

 

「どうしてそうなの! みんな勝手すぎるわ」と。

 

研修を受けて、彼女は自分が成長したと思いました。

 

なのに成長した自分が、家族に対して、今まで以上の憎しみを感じるのはなぜなのでしょうか。

 

その理由が彼女にはわからないのです。

 

じつはこれはよくあることなのです。

 

というのは、研修で「本当の自分」に出会うことで感じることのできた「自分を愛しいかしてくれる真実の世界」と、「目の前の現実の世界」との大きなギャップに混乱してしまうからです。

 

自分の部屋をきれいにすればするほど、隣の部屋が汚く見えるのです。

 

自分の部屋も同じくらい汚ければ気になりません。そのギャップに腹が立つのです。

 

では、どうすればいいのでしょうか。

 

隣の部屋もきれいになればいいわけです。

 

そのためには、みんなに自分と同じ気持ちになってもらえばいいのです。

 

でも、相手は自分と同じように思わないかもしれません。

 

ならば、自分できれいにしてあげればいいのです。

 

だまって掃除をしてあげればいいのです。

 

部屋がきれいになることを喜ぶのではなく、きれいにしていく作業を、きれいになっていく変化を喜ぶのです。

 

具体的には、すべてを捨て去ったときに湧き上がった愛の気持ち、感謝の気持ちを目の前の人のただそのまま伝えるということです。

 

相手がどんな反応をしても、かまわず愛と感謝の言葉をかけ続ける。

 

すると、遅かれ早かれ相手にも自分の心が伝播していきます。

 

相手に対する憎しみの奥には必ず愛があります。

 

あなたは隣町の知らないおじさんに憎しみを感じることはないはずです。

 

心の奥底で愛しているからこそ、その愛にこたえてくれないと相手を憎みます。

 

その心の奥の愛を確認し、それを素直に相手に表現していったとき、自然に憎しみは捨てることができるのです。

(『捨てる生き方』ハギジン出版)